佐藤・小野・三宅ダンススクール公式ブログ

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社交ダンスをちょっと上手に踊る100のこと その29

社交ダンスをちょっと上手に踊る100のこと
メールマガジンで配信している、三宅建史の連載エッセイ
『社交ダンスをちょっと上手に踊る100のこと』
略して
『シャコ100』

の過去に配信した記事をのせていきます。

ためになる話やそうでない話を思いつくままにかいています。

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その29【競技会】スケーティングシステム〜競技会の成績の決め方


『競技会の成績ってどうやってきめているのかなぁ?』
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これは みなさん一度は思ったことがあるのではないでしょうか?

今回は少しですが成績の決め方を見ていきましょう。


~Vol.1 競技会の審査ってどうやるの?~

ダンスの競技会は見た事ありますか?

表彰式で優勝の人がいて2位の人がいて…どうやって決まっているのでしょうか?


野球やサッカーなら点数が入るし、スケートや体操なら審査員が点数をつけてその合計で決めているようです。

ダンスの採点はどうやっているのでしょうか?


いまから少しずつ解説していきますね。


 
審査員は予選や決勝において「音楽性」、「姿勢」、「表現力」そして「ムーブメント」などの要素についてすべてのダンサーを『比べて審査』していきます。

ダンスを審査するときの要素はみなさんのメダルテスト等とほぼ同じだと思っていいと思います。

ただ、各選手を『比べて審査』するというところがメダルテストなどと大きく違うところです。

そのフロア上の選手を"比べて"より良いカップルを選んでいくということが予選から決勝までつづいていくのです。



音楽性…リズムだけでなくメロディや曲の雰囲気などを動きの緩急などを用いて表現する。


姿勢…一人ひとりの立ち姿やホールド二人の位置関係から来るコネクションなど。


表現力…音楽はもちろんその種目の特性を表現しているか。


ムーブメント…移動、回転そして体の絞りなどなめらかさや強さをみます。



また、ダンスは100メートル走などと違いタイムなどではっきり出る要素ではないのである程度審査員によって審査結果にばらつきが出ます。

そのため、より公平な結果を出すために複数(5人~11人程度)の審査員により審査し、結果を計算する方式を採用しています。

この計算方式のことを『スケーティングシステム』といいます。

〜まとめ〜『ダンスは"比べて"審査する。ある程度のばらつきはたくさんの審査員で評価することで公平に。』