佐藤・小野・三宅ダンススクール公式ブログ

北海道札幌市の社交ダンス教室【佐藤・小野・三宅ダンススクール】のブログです!

社交ダンスをちょっと上手に踊る100のこと その30

社交ダンスをちょっと上手に踊る100のこと
メールマガジンで配信している、三宅建史の連載エッセイ
『社交ダンスをちょっと上手に踊る100のこと』
略して
『シャコ100』

の過去に配信した記事をのせていきます。

ためになる話やそうでない話を思いつくままにかいています。

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その30 【競技会】予選ってどうやってやるの?

競技会にはたくさんのカップルが出場しますね。

ブラックプールなど大きな国際大会では500とか出たこともあるとか?

こんな時に審査員は全員を1位から500位までつけることはちょっとできません。

そのため予選を行います。

予選では通常出場したカップルの半数くらいを次の予選に進めます。

例えば100組出場したとしましょう。

審査員は周りと比べてより良いと思うカップルを50組選びます。

(審査の仕方ー前回お話ししたように「比べて審査する」でしたね。)

選挙の投票と同じく1人の審査員が1つのカップルに入れるのは1票です。

すごくいいからと言って5票入れたりはできません!

実際は100組同時には踊れないので、10組ずつくらいに分かれて踊ります。

審査員は平均して5カップルずつ選び、合計で50組になるようにします。

これをすべての種目で繰り返して最終的に判断するんですよ。

カップルに投票された票を合計し最も多い組みから順に次の予選に進む権利を得ます。

最終的に50組(もしくはそれを越えるまで。)選び続けて次の予選を行いますよ。

この票のことを『チェック』と呼びます。

全部入るとフルチェック、0点ならばノーチェックとか言ったりもします。

次の予選ではまた0点に戻り同様に踊ります。

チェックの持ち越し(?)はできません。

1次予選でフルチェックでも次で落ちてしまうこともあります。

逆にギリギリで上がってもそのまま毎回ギリギリで決勝まで行くこともあります。

選手はいつでも油断なりません。

通常カップルは半分程度に減らされていき、最終的には6組まで絞られます。

競技会によっては7,8組の時もあります。

〜まとめ〜『予選はチェックの数の多さで通過が決まる。』