佐藤・小野・三宅ダンススクール公式ブログ

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荘司連投2個目「タンゴについてⅡ」

前に「タンゴのリズム」の説明をしていたので今回は2度目として、歴史とか。
 
タンゴの起源
 
諸説ありますが、アルゼンチンとウルグアイから始まったのは確かなようです。
なぜ2か所と思われるかもしれませんが
 
ラ・プラタ川流域と言えば納得いくと思います。
 
その辺りに入植したガウチョ(カウボーイ)が、焚火のまわりで
演奏したり踊ったりしたところから始まります。
(昔、タンゴの歴史的な映画があって、それで初めて見ました。今もあるのかなぁ?
その映画ではフレッド・アステアを散々にコケ降ろしていて、ちょっと面白かったです。)
 
初期のころにはバンドネオンは使われず、
ギターやバイオリン、フルート、ハーモニカなどで演奏されていたようです。
バンドネオンが楽団で使われたのは1880年だそうです。
 20世紀になってからメインになったらしい。)
 
もとになった音楽は
ウルグアイ・アルゼンチンのミロンガ
キューバのハバネラ
ヨーロッパの音楽やダンス
アフリカのリズム
 
他にもタンゴに影響を与えたものはというと、
アンダルシアのフラメンコ
南イタリアのメロディー
キューバのハバネラ
ウルグアイのカンドンベ(パーカッション)
アフリカのパーカッション
ポルカ
マズルカ
アルゼンチンの農村の曲
 
''等々色んな要素が混じっているんですね。''

で、名曲もいっぱい出ました。
ラ・クンパルシータ

 
ジェラシー

 
オレ・グァッパ
 
などアルフレッド・ハウゼの楽団で有名な曲がいっぱいありますね。

日本人のタンゴ好きはアルゼンチンでも有名らしいです。
リズムは 2/4
          4/4
         4/8
などですが、
 
現代タンゴで有名なアストル・ピアソラ
       3/4や
変則的な 3/8 + 3/8 + 2/8
等の色々なリズムで作曲しています。
 
ピアソラの生い立ちやなんかは、また機会があったら書きますが、
ピアソラは、お父さんが大のタンゴ好きで、
息子にバンドネオンを買い与え、好きな演奏者の演奏を聞かせて
「お前がこんな風に演奏してくれたら死んでもいい!」と言ったそうです。
 
ピアソラはそのお父さんのことを曲にしていて、
「ノニーノ」という題名(お父さんの愛称)をつけています。

有名な方の「アディオス・ノニーノ」は
お父さんが亡くなった時に、この曲を元に編曲して作られました。
 
ノニーノ
 
アディオス・ノニーノ(本人の演奏映像)

 
息子に曲をプレゼントされるなんて幸せだったでしょうね。
 
ここで場所を借りて、
僕のノニーノに対してお参りや御供花くださいました皆様に、あらためてお礼申し上げます。
 
…タンゴ編は更に続く