佐藤・小野・三宅ダンススクール公式ブログ

北海道札幌市の社交ダンス教室【佐藤・小野・三宅ダンススクール】のブログです!

ダンスから作られた音楽?

皆さんこんにちは。荘司です。
 
先日の道新スポーツ杯で、JBDF北海道総局の今年の競技会が終了致しましたね~。
選手の皆さん、運営の皆さん、そして、応援して下さっているダンスファンの皆さん、
お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。
 
さて、前回、ウインナーワルツについて書かせて頂きましたが…
音楽動画を全然張っていなかったので、おひとつ紹介しますね。
これを聴きながらお暇なら、以降の記事も読んでみて下さい。
 
ワルツ曲の作家では一番有名な「ワルツ王」
 
(なぜⅡ世なのか。
それはお父さんが、また有名なワルツ作家だからです。
お父さんは「ワルツの父」と呼ばれています。
実は、お父さんとは、途中でたもとを分かち…と言うより、
作曲家になったのは、
お父さんが愛人と蒸発して以降の事です^^;
反目していたのかもしれないですね。)
 
 
 
…さてさて、
先日の記事を書いていて、
自分でも疑問に思ったことがあります。
 
「ワルツのルバートは、
何故に初めからワルツに存在するのか?」
 
という疑問です。
(ルバートと言うのは他のリズムから音価を持ってくる
といった意味です。)
 
もちろん、クラシック音楽の場合には、
「スピードの変化を含まない音楽が圧倒的に少ない。」
のは皆さんもご存じだと思います。
 
一定のリズムで演奏する場合には譜面で指定してあり、
 
機械的に」とか
「表面に感情を表さないで」
 
みたいな表現をすることもあります。
 
クラシックに比べ、R&Bユーロビート等の
現代のダンスミュージックと言われるものは
とても機械的なリズムで演奏されます。
 
指揮者のいない、バンドによる演奏だからという事もあるのでしょうが、
基本的に「一定」な方が安心するんでしょうね。
 
ロックダンスやHIPHOPダンサーは、
リズムが、はっきりしていようと一定じゃないクラシック曲で踊る人は皆無です。
 
最近は
ロックのリズムにクラシックのメロディーを乗せてある曲も多いので、
そういうのを使う人はいますね。
 
で…
前回お書きしたように
「ヴェラー」が踊られるようになって、
ワルツになっていった…。
 
それを踏まえて考えると、ダンスありきの場合、
機械的なリズムになってしまうはずな気がします。
 
にもかかわらず、ウインナワルツには
微妙なリズムのずれが存在する。
う~ん。
 
それに実はこれ…
「チャチャチャ」
においても、多少存在する疑問でもあるんです。
 
ワルツに比べてチャチャチャの方が、一定な気がしますよね。
チャチャチャと言うのは、
「マンボ踊っている人たちの靴音」を
インスピレーションにした楽器
「ギロ」
を使って更に作られた音楽です。
 
「ギロ」と言うのは、コレです。
イメージ 1
 
チャチャチャの中で
「チィ~イッチッチッ、チィ~イッチッチッ」
ってなってる奴です。
 
「チッチッチッ、チッチッチッ」
ではなくて、
「チィ~イッチッチッ、チィ~イッチッチッ」
いわばこれも「ルバート」の一種ですよね。
 
 
 
で、「何で?」の答えなのですが…
 
ワルツのルバートについては、
「叙情曲だから」と答える人もいます。
「回るから」と答える人もいます。
「音楽よりも動きが先に有るから。」
と答える人もいます。
 
でも、チャチャチャには、そのまま当てはまらないので、
なんとな~く、僕は違和感を感じています。
全然違うものなので
当てはめようとする方が無理なのかもしれませんが…
 
この、「リズムの揺れ」に関しては、
JAZZのスイング、ソウルミュージックのグルーヴ、
クラシックのルバート…
 
何回か話題にしましたが、
 
ダンスが先に生まれている音楽の場合、
 
「不安感、ドキドキ感を求めて
リズム酔いをしたい。」
と言うのとは
ちょっと違う気がします。
 
ちょっと宿題にさせて下さい。
 
ではでは風邪などめされませんようご自愛ください。