こんにちは、小野栄治です。
【絆創膏の話】
生まれも育ちも北海道というのもあり小野家の呼び方は「サビオ」でした。
サビオというのが商品名ということを理解したのが、いつだったかは覚えていないですが、相当大きくなってからだったと思います。
カットバンやバンドエイドまたは絆創膏と言っていた友達もいたと思います。呼び名の違いにはあまり興味はありませんでしたが、当たり前のように東京で「サビオ」と言って伝わっていない時があったので、地域によっては一般的に使用している商品にも違いがあるのだなと思ったことがありました。
絆創膏の話ということで「昔と今の傷の治し方」を調べてみました。
昔の傷の治し方:
- 消毒:傷口を消毒液で消毒し、細菌感染を防ぐことを重視。
- 乾燥:ガーゼを当てて傷口を乾燥させ、かさぶたを作ることで治癒を促す。
- かさぶた:かさぶたを剥がすと治癒が遅れるため、できるだけ剥がさないようにする。
現在の傷の治し方:
- 湿潤療法:
傷口を乾燥させずに、体液で潤った状態を保つことで、傷の治癒を促進する。 - 消毒:
消毒液は、傷を治す細胞にもダメージを与えるため、基本的に不要。 - 洗浄:
傷口の汚れは水道水で洗い流す程度で十分。 - 被覆材:
傷口を覆う被覆材(絆創膏など)は、傷口の乾燥を防ぎ、体液を保持するために使用する。 - 注意点:
深い傷や出血が止まらない場合、動物にかまれた場合、1週間経っても治りが悪い場合は、医療機関を受診する。
湿潤療法が推奨される理由:
- 傷の治癒促進:
傷口が湿潤な状態だと、細胞の移動や増殖が活発になり、傷の治癒が早まる。 - 痛みの軽減:
乾燥させると、かさぶたができて痛みを伴う場合があるが、湿潤療法では痛みが少ない。 - 傷跡の軽減:
乾燥させると、かさぶたが厚くなり、傷跡が残りやすくなるが、湿潤療法では傷跡が残りにくい。
まとめ:
傷の治し方は、昔と現在で大きく変わりました。昔は傷口を乾燥させる治療法が主流でしたが、現在は傷口を湿潤な状態に保つことで、より早く、きれいに治す方法が推奨されています。
と言うことでした。
時代に伴い治療法も変化すると言うことですね。
ではまた。