佐藤・小野・三宅ダンススクール公式ブログ

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社交ダンスをちょっと上手に踊る100のこと その41


社交ダンスをちょっと上手に踊る100のこと
メールマガジンで配信している、三宅建史の連載エッセイ
『社交ダンスをちょっと上手に踊る100のこと』
略して
『シャコ100』

の過去に配信した記事をのせていきます。

ためになる話やそうでない話を思いつくままにかいています。

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その41【ダンスの歴史】今のダンスと昔のダンス 〜 ラテン編

前回はスタンダードの変化を中心に見て来ました。

同じように見えても随分変わっていましたね。

今回はラテン編です。

前回同様動画を見て行くので、パソコンかWifiのあるところで見るのをお勧めします。

まずはこちらを見て下さい。


《Walter Laird Lorraine Reynols World Latin Dance Champions 1963》

イメージ 1


この人はウォルター レアード と言って現在でも使われているラテンの教科書を書いた人です。おみて

全てのラテンダンサーの源流の一つと言っても過言ではありません。

衣装、姿勢、踊り方全てが今とは違います。

ゆっくり優雅なダンスですね。




《Central European Dance Championships 1967》


こちらも男性の衣装が違いますね。

タキシードです。

しかも多分ダンス用ではなくふつうの。

ても高くあげずに優雅に踊っていますね。

また音楽も速いのであまり複雑なフィガーはありませんでした。

この頃からあるフィガーは現在ベーシックとして残っているものが多いですね。


《World Professional Championships 1972》


この頃からラテンダンスは大きく変化して来たようです。

とてもリズミカルで躍動的になっていますね。

女性の衣装も現在のラテンのドレスに近くなっています。

しかし一番の違いは男性の衣装です。

タキシードに見えますが、たぶんキャットスーツと言われる上下がつなぎのドレスです。

これにより体のラインが綺麗に見え、以前に比べ格段に動きやすくなったようです。


《33rd International Championships(ロンドンインター)1985》


さらに10年くらいたちました。

男性の衣装もタキシードから女性のドレスに合わせた華やかな色とデザインに変わっています。

踊りも移動がより大きくなり、スピードも増しています。

特にボディの動きが出てきて跳ねるようなダンスになってきています。

またバリエーションもアクロバティックなものが流行っていたようです。




《European Championships 1990》


いよいよ90年代です。

踊りはほぼ現代的になっています。
イメージ 2

この時には伝説のラテンダンサー『ドニー バーンズ&ゲイナー フェアウェザー』ががダンスを牽引していました。

(背番号17 女性は白黒のゼブラ柄のようなドレス 男性は黒の上下でキラキラ光るパンツを履いています。)

10年以上世界チャンピオンに君臨し、現在でもラテンの新しい流れを作り続けています。



《World Amatuer Latin Championships 2000》


スピード感はさらにまし、動きも洗練されてきました。

アクロバティックな動きは少なくなり、よりボディアクションが複雑の進化してきます。

これはアマチュアの大会ですが、リカルド、クリクリビー、フランコなど最近のトッププロが踊っていますね!

リカルドはなんと長髪です。
イメージ 3
※この写真↑は現在の写真なのでパートナーはユリアです。

どの人かわかるかな?


《Asian tour 2017 Taipei》


さてこれが今年(執筆当時なので去年)のダンスです。

最初の頃と比べると、全てが大きく変わっています。

これからの進化はどうなって行くのかとても予想はつきませんね。

それがダンスの面白いところでしょう。

みなさんも楽しく踊りながら、新しいダンスに挑戦して下さい。

楽しければそれがあなたにとってのダンスですよ。

Enjoy Dancing!


〜まとめ〜『ダンスは常に変化する。』